かさ踊
カステラ生地を円形に焼き上げ、米飴を入れて練り上げた小豆餡をサンドしました。上面にすり蜜をハケ塗りすることで、因幡地方に伝わる「しゃんしゃん傘踊り」の華やかに舞う傘の姿を表現しました。
商品同梱説明書きより
約200年前徳川の末期、当地方に前代未聞の大旱魃が襲い、部落民総出の雨乞いも甲斐無く窮地におちいる時、農民五郎作三日三晩冠傘を振り廻し悲願の踊に、霊験たちまち顕れ、大雨沛然として大旱魃も一挙に解消す、村民の喜悦と感激は斉しく五郎作翁に向けられしも翁は過労の為遂に不帰の客となる。村民悲しみの内に老翁の霊を慰めんと其の年の孟蘭盆に老若男女冠傘を手に踊り続けたと伝ふ、其後年を経るに従ひ種々工夫と研究を累ね美しく彩った長柄の傘を白鉢巻白袴の凛々しき青年が歌に合せて踊る土の香も高い郷土芸能となり昭和二十七年春文部省より無形文化財として指定された因幡独特の踊りであります。
柔らかいながらも弾力のあるスポンジ生地に、抑制された上品な甘みの餡。
<個包装>
ロゴ:柴山抱海 版画:野崎信次郎